過去のフルチ作品が4Kリマスターされたという事で期待して鑑賞。しかしデジタルスキャニングをしただけで色調補正をしたのだろうか? オリジナルは未見だがなんかボケている感じもしないでもないが。
おそらくラヴクラフトあたりの話をベースにしているのだが、内容はゴリ押しの進行で荒削りなところは否めなかった。オープニングでそれなりに説明はしているのだが、もう少し状況を分かりやすくして欲しいかな。
ゴアシーンも当時はショッキングだったかもしれないが、今見ると吹き出してしまうシーンもあった。しかし手抜きはなく本物の酸を使ったりリアリティには拘りは感じられた。また時折、映像の美しさは随所に見られて、残虐シーンのみに注視せずにイタリア映画として鑑賞できる映像美はあった。
オリジナルのオープニングはモノクロ映像なのだが、ブルーレイの特典映像では4種類比較することができるが、個人的にはカラーにセピアのフィルターをかけたのが好きだ。
[ブルーレイによる購入・視聴]