ダーク魔カスコス

墓地裏の家 4K レストア版のダーク魔カスコスのネタバレレビュー・内容・結末

墓地裏の家 4K レストア版(1981年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

🪦墓地裏の家🪦
〜ネバー・ランズ・スルー・イット〜

フルチのゾンビ映画ですが、ほとんどゾンビは出てこない、ホラーハウス系の映画ですね。

初っ端からおっぱい全開の美女が、ジェイソン級の怪力で頭蓋骨を串刺しにされ、フルチっぽい変な曲が流れ始めます。出血大サービス!😆

謎の少女からの警告や、不可解な自殺をした研究者など、物語も面白そうです。


しかしここで期待をしちゃあいけない!フルチ監督ですからね(笑)どうせ意味不明なゲチョグロ映画に決まってます。そして予想通りの意味不明なクソ映画でした。

「地獄の門」の方は、物語はメチャクチャながらも、電動ドリルやヤードラット握力ゾンビなど、見せ場の一つ一つが楽しい仕上がりでした。「ビヨンド」や「サンゲリア」もそうです。

しかし、こちらは見せ場がそもそも少なく、工夫のないホラーシーンは面白みに欠けます。中だるみも激しく、楽しいどころか登場人物にイライラするだけの完全な駄作でした😅


⚠️以下ネタバレです⚠️


登場人物のスルースキルが高すぎてめちゃくちゃイラつきました😅普通なら全力で逃げるところを決して逃げずに全力スルーします。

きっとこいつらならマイノリティリポートのトム・クルーズ状態になっても逃げないでしょう。

見せ場が面白ければ、こういった欠点も誤魔化せますが、大した見せ場もありません。刃物で雑に殺されるだけです。


🎬クソガキ
まず話し方がよろしくない。演技が下手くそなのか、そういう演技なのか、頭の悪そうなしゃべり方が鼻につきます。英語なのに気になるって相当ヤバいです。

謎の少女が警告してくれたり、地下室で怪しい目が光っていたりしても、ほとんどなにもしません。バカなのか?

あとシンプルに顔が嫌い(笑)ほとんどメイクと髪型の責任でしょうけど。


🎬ヒステリー妻
引っ越し直後に突然、旦那をほっぽって息子とニューヨークに帰るとかぬかすクズです。

旦那がノイローゼ気味の妻を心配して、薬を飲もうと提案すると、

「いつも薬の話ばかりね!私は平気よ、気分もいい!」

とはねつけます。どう見ても気分がいいどころか精神の病気ですよね・・いつも薬の話をするのは120%お前のせいやろ。

スルースキルも一級品です。ベビーシッターのアンが明らかに血溜まりを掃除しているのに、何の反応も見せずにコーヒーを淹れます。どういうことや?部屋の中に墓を発見してもスルー。引っ越しはどうした?肝が座りすぎやろ。


🎬旦那
旦那は、ベビーシッターのアンが夜中に地下室への扉をこじ開けていたところを発見します。しかし、なぜか何の反応もせずスルーします。いやいやいや、絶対怪しいやろ異常やろ!🤣

妻が地下室でコウモリに襲われている時も、しばらくの間ぼけーっと見ているだけで助けようとしません。まあ最終的には助太刀しますけど・・


🎬最大の謎
そもそも地下室に死体がゴロゴロあって、殺人ゾンビが潜んでいるのに気づかないわけないだろ!意味不明!

この家族も不動産屋も警察も、無能にもほどがある。

前任の博士だけ真実に気づいたようですが、なぜそれで自殺するの?豆腐メンタルだったの?


🎬関係ない少女
家に入ってはダメと警告する不思議な少女は、警告するだけで最後まで何の関係もなかったですね😅お前誰やねん。

なんでテレパシーみたいなことができるかも分からないです。

顔はミルドレッドみたいでちょっと可愛かったです。


🎬ベビーシッター
まず、眉毛太すぎやろ🤣のりでも貼ってんのかと思いました。美人やけどね。

最初に肉の蝋人形状態の死体が見つかってるのに、ベビーシッターとして登場し、どういうことかと興味が湧きました。

死体を片付けたり、血を拭いたりするので、敵側かとも思いました。

地下室に閉じ込められて殺されてしまうところを見て、あの蝋人形は少女が予知した未来の姿だったのか?とも思いました。しかしそれだと死体を片付ける意味がわかりません。

最終的には「どうせフルチだから何の整合性もないんや」と、考えるのがアホらしくなりました。

最後の意味ありげなテロップについても、考える気が失せます。


登場人物全員が肝心なところをスルーし続けて物語が進まず、中だるみのひどい映画でした。もう一回見たい場面は・・・無いですね😅