「こいつは人間やない。犬やけん」
すっげぇ歪んだ恋愛映画だな…。まさに変態。こじらせの究極地点じゃないか?男がドM、女がドSになっていくまでの生々しい過程。監督の性癖とフェチが存分に発揮されてた。
純愛とでも言うのだろうか。一途に思い続けているから何をされてもそばに居るだけで満足なタクヤと、関係を断ち切れずに仕返しをし続け快感を覚えるサツキ。
普通の恋愛がしたくても出来ないもどかしさ、どんどん後戻り出来なくなっていく。やがてこの負の連鎖を終わらせるために、相手に死んでもらおうとする。まさに思春期!!…いやどこがやねん!!
でも、このアブノーマルなリビドーがクセになるというか。
これを美しいと思う人もいれば、気持ち悪いと思う人もいるでしょう。まぁ自分は何見せられてんだコレって思ってましたね!正直二人の心情は到底理解出来ないけど、なんか分かってしまうのが面白い。結局お互いが離れられないラストはとても良き。でも、なんやねんコレ!!