犬

月光の囁きの犬のレビュー・感想・評価

月光の囁き(1999年製作の映画)
-
青春からの歪な性春は塩田明彦の変態的な作家性かと思いきや普通に原作あるのね。漏れなくショットが的確な上に、雨に濡れたガラス越しの切り返しやつぐみと草野康太の性行為を押入れの中で聞かせられる水橋研二の孤独(変態)。ラストの二人は包帯と眼帯で同じように片目を覆っている状態なのだが、サドとマゾの関係性として似て非なるものとして映る。
犬