凄まじいクローズアップだった!ジャンヌ・ダルク処刑裁判記録。見開いた瞼一杯に溜めた涙の溢れるさまを、余す事なく掬い撮る冷徹なクローズアップ。恐怖と絶望、死に怯えた19歳の少女の素顔を炙り出す圧倒的な…
>>続きを読む守る炎。
ジャンヌがひたすら尋問を受ける姿を描く。
尺的にはブレッソン版の方が良いが、演技やストーリーは今作に軍配が上がる。ジャンヌの眼力や焦燥しきった表情が印象づける。全体的にテンポは冗長だが…
(別媒体から感想を転記)
2024/01/02
次々に映し出される審問官の醜悪な顔、顔、顔、そして蝿。審問官も狂気だがジャンヌ・ダルクの信念もまた狂気じみているし、イメージフォーラムの箱にガンガン…
1928年公開のフランスのサイレント映画。監督はデンマーク出身のカール・テオドア・ドライヤー。
主人公はフランスの英雄、ジャンヌ・ダルク。本作は彼女の異端審問裁判の様子とその後の火刑までを扱った作品…
そもそも、このタイトルの映画を、自分からわざわざ映画館に見に行っておいて、こんなことを言うのも何だが、「ジャンヌダルクは歴史上の人物として、教養として覚えておくべきか?」と聞かれれば、自分は「全く覚…
>>続きを読む力強いクロースアップの数々に息を飲む。ファルコネッティは顔がフレームいっぱいに捉えられても圧倒されることなく、豊かな表情でショットを自分のものにする。ジャンヌの恐れや絶望が実に見事に表現されている。…
>>続きを読む(c) 1928 Gaumont