非人道的な対応が許されてしまっている入管の現状。とても胸が苦しくなった。
オザンの感情的な言葉が胸に刺さり、ラマザンの冷静で知的な訴えにハッとさせられる。
「自分は虫以下。ダニ以下。」オザンのそ…
新作『アイアム・ア・コメディアン』を控える日向史有監督の前作『東京クルド』を鑑賞。
通訳になることを目指して勉強に励むラマザンと、解体工として働くオザン、2人の青年の視点から日本にいるクルド人の抱…
2人のクルド人青年を追ったドキュメンタリー。2人とも小学生のとき、故国のトルコから家族で日本に逃れて来た。そしてすでに10年の時が経ち18才と19才。どちらも難民認定されず、仮放免の状態、すなわち就…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
日本の難民受け入れ獅子のドキュメンタリー。
非常に難しい問題ではある。
文化の違いもあるのだろうが、騒ぎをおこす難民もいる中、無条件に難民を受け容れることにも抵抗はあるが、ラザオンやラマザンののよう…
生まれてこのかたリベラルだと自認してるけど、最近自分の中の差別感情(移民問題に限らず)を認識するタイミングが増えてしまい鑑賞。
移民先に溶け込んでる人、諸々の問題を起こす人、自国のコミュニティでし…
入管をいかにもフィクショナルな空気を纏う世にも恐ろしい壁の集まりのように映しつつ、いや、実際にそうなのだ、ということを観客に突きつけてくる作品。秘密裏に録られたと思われる職員の応対にドン引き。いっぽ…
>>続きを読む日芸映画祭『移民とわたしたち』にて鑑賞 全員見てくれ、の気持ちでいっぱい 川口在住のクルド青年ふたりの残酷な日常を世に訴えるドキュメンタリー作品として、というのがもちろん第一義ではあるけど、それに加…
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