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ONODA 一万夜を越えてのharuのレビュー・感想・評価

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)
3.5
2021/10/10 観賞。
TOHO梅田にて観賞。

小野田は航空部隊希望だったが性格検査で落とされてしまう。
荒れて飲んだくれてる時に現れる男。その男は秘密部隊の教育隊で
「自決する事は許さない。あらゆる力を使って生き残れ」と命ずる。そして配属されるルバング島。米軍による艦砲射撃。散り散りになる部隊。
しかし小野田は飛行場奪還の為にゲリラ攻撃をする事を計画するが・・・。


「最後の日本兵」と言われる小野田少尉の話です。
初めて知った時は驚きでした。
「30年もジャングルに隠れていたのか❓」と。

「米兵が恐くて隠れていた」
「果物や芋が沢山あるから」
「現地民から援助を受けていた」
あらゆる説を大人から聞かされていて。
でも、絶対に辛い思いをしているだろうと・・・。
少しでも知りたくて。
30年ですからね。

イヤ、言葉がありません。
終戦って1945年なので配属されて即、終わっているんですよ。
でも仲間と共に独自作戦を行い・・・。
でも攻撃も無いのに作戦を疑問視する兵隊が出たり、現地民の作物を奪ったり。

現地の人からしてみれば凄い恐怖ですよ❗
戦争終わったのに「銃を持つ日本兵がいる」って。
当然、捕らえようとする反撃もあり亡くなっていく兵達。

最初「何としても生き延びろ」って言葉に「戦時中に聞かない言葉」だと思い「こんな上官も居るんだ❗」と感心しましたが、結局、「その言葉が残酷な結果になったのでは❓」と複雑な気持ちになりました。

どこまで実話に忠実に作成されたか判りませんが、「戦争という愚かな行動を知る」という意味では、是非観るべき作品と感じました。

P.S.
空いてる席があるにも関わらず真横に座った男性。
マスクはしてるけど定期的にする咳払い。ガラケーのチェック。
結構、イラッ💢としました。
何か書き込まないと落ち付かなくて・・・スミマセン❗
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