きつね

ONODA 一万夜を越えてのきつねのレビュー・感想・評価

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)
4.3
上映後に大ヒット御礼舞台挨拶があり、それに井之脇海くんも登壇するということで、きっかけとしては完全に井之脇海くん目当てでの鑑賞でした。

ただ好きな俳優さんを追いかけるということは、その俳優さんが出演していなければ絶対に触れることのない作品に触れる機会も多くなることであり、このONODAも井之脇海さえ出ていなければ鑑賞しなかったと思うけれど、こうやって劇場で鑑賞することが出来て本当に良かったです。

小野田寛郎のことは知識としてあるだけだったので、実際にどうして戦後約30年間もフィリピンで日本兵として隠れなければならなかったのか、がこの作品をみてヒシヒシと伝わってきました。

終戦後もずっと兵士でいる小野田たちに、見ているこちらとしては滑稽さすら感じましたが、洗脳も含めてすごい教育を受けたんだなあ、て感じました。

上映後の舞台挨拶で俳優さんたちの役作りのための減量の話なども聞けて、出演している側にとっても言葉にならないくらい思い入れのある作品なんだということが、良く伝わりました。

小野田寛郎に関する書籍なども読みたくなったし、彼のことをもっともっと知りたくなりました。

本当に見て良かったです。
きつね

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