このレビューはネタバレを含みます
子供の頃、小野田さんが帰国した時にすごいニュースになっていて記憶に残ってはいたけど、その時の記憶では戦争が終わってないと思い込んでずっと潜んでいたみたいな報道だったと思う。
でもこの映画を見るとその記憶は甚だ間違えであり、恐ろしくも当時の状況が作り出していた教育であり洗脳がこの結果を招いたとするならば罪深い。
歌の歌詞は自分で作り出すものと教える上司。都合よく変えろと。
途中から本人も終戦に気づいていた筈だ。
でも仲間を死に至らしめた以上、自分だけのこのこと帰る事はできない。
きっとあの場所で骨を埋める覚悟で過ごしていたんだと。
探しに来た青年に拍手を送りたい。