いよら

梅切らぬバカのいよらのレビュー・感想・評価

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)
3.5
50歳の自閉症の息子と2人で暮らす母親。
このまま暮らしていくのは難しいのではと考え、息子をグループホームへ入所させることを決意するが…。

自閉症を含めて発達障害を取り巻く社会の現状って厳しいなって感じました。ちょっとした問題を起こすとすぐに、地域住民から退去を懇願されてしまうという。本人たちに傷つける意図なんて全くないけど、周りは理解できないから怖がってしまうんですよね。ちょっとでも理解する努力をすれば変わると思うんだけどな。。
それに、親が介護をするのにもいつか限界が来てしまうものだから、地域と協力することは不可欠だから、社会が理解できるようになっていくといいなぁと思いました。

その中で近所に越してきた少年との交流はとても良かったです。

塚地の自閉症の演技はとても良かったですね。そしてそれを受ける加賀まりこも流石でした。
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