発達障害の子どもと、その母親と、「幸せだよ」
泣いてしまう。
お隣さんができて、大きな事件もなくて、なにかが劇的に解決したわけでもなくて、
タイトルになっている「梅切らぬバカ」は、親バカのことなのかもしれず、そうじゃなくも読めるのかもしれず。
とにかく、いろいろ読み込めるのだけれど、
そんなことはさておき、
障害は自分らしさを保存する装置のようにも思えたな。
健常者は人に流されて自分を変えてしまうこともあるし、それが能力的にできてしまうがゆえに、自分らしさを見失えてしまう。
でも、障害があると、そうはいかない。
これは自分らしさが幸せと結びついているとしたら、かなり大きなアドバンテージになっていると思う。