きつね

ノイズのきつねのレビュー・感想・評価

ノイズ(2022年製作の映画)
1.7
原作未読です。

予告編を見て面白そうだと思ったので鑑賞しました。

島の演出、島内放送にクラシック音楽を使う演出、〇〇日目という表示、人がどんどん死ぬ、そして藤原竜也主演というかなり深作欣二監督のバトルロワイアルのオマージュなのかな、と思える描写、シーンが沢山あったと思いました。

結論から言うと邦画の悪いところがかなり集まった駄作という感じに受け取れました。

豪華な俳優陣を集めたけれど脚本がダメダメで役者さんたちの良さが全く引き出されてないと感じました。

登場人物の行動一つ一つに対する理由付けも弱すぎるため感情移入全く出来なかったです。

というか突っ込みどころが多すぎて戸惑いました。

警察の捜査も無能というよりは、滑稽な感じで違和感ありまくりましたね。

民間人にいきなり銃を向けたり、まだ捜査中で証拠もないのに自分が怪しいと思った人に対して面と向かって「お前が犯人なんだろ」という言葉を浴びせたり。

警察とは言えコンプライアンス守らなすぎでは?と思いました。

とってつけたようなどんでん返しにも興醒めでした。

あとサスペンスとクラシック音楽ってかなりマッチすると個人的には思うのですが、それにしてもクラシック多用しすぎでは?と感じました。

とりあえずクラシック使っとけばそれなりに盛り上がるだろって制作者が考えたのなら安直すぎますね。

期待していただけにかなりがっかりな作品でした。
きつね

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