YasujiOshiba

ガンパウダー・ミルクシェイクのYasujiOshibaのレビュー・感想・評価

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U次。23-146。最高だ。3本くらい冒頭を見ただけで止めたその後、この映画をクリック。へえ、スタジオ・カナルなんだ、やたらカラフルだなと思ってたら、オープニングのレッドとブルーの間の暗い影からカレン・ギランのギラっとした瞳が登場、ぐっと引き込まれる。

全編きらびやか。男どもはイディオットかモローン。正義は女にあり。命を救うのはエイト・イヤーズとスリー・クオーターの女の子。テン・カウントを数えるのって、あれ、この前ジェシカ・チャステインが言ってセリフじゃん。でもあのときには子供はいなかった。でもここにはエミリーちゃんがいる。そこが違う。だから未来がある。

それにしてもボーリング場のシーンは最高だった。あの音楽はモリコーネ、それも『続・夕陽のガンマン』(1966)へ「エクスタシー」へのオマージュ。でもそんなことを知らなくても楽しめる。それからダイナーも大事。ダイナーのシーンがカッコよければアメリカ映画はカッコよくなるわけよ。そこは外せない。しかもみんなダイナーのウエートレスを着たりしちゃって、ペキンパーばりのスローモーションかましてくれるのだからもうたまりません。やんややんや!

ところで、カレン・ギランちゃんて『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のネビュラなのね。フィルモグラフィーみてて気になったのは『デュアル』(2022)。今度のぞいてみよっと。
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