土平木艮

殺人鬼から逃げる夜の土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

●『片腕マシンガール(2007)』を途中まで観てたけど『グロさ』がどうも合わなくて観るの止めて、改めてコレを観ることにした。

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●面白かった。ストレス凄いけど。

●警官と軍人が揃いも揃って無能。各方面からクレームは来なかったのか?

●聾唖者が主人公。『聞こえない』『伝わらない』"もどかしさ"が凄い。警官・軍人の無能と合わせてストレスが凄い。観てて胃が痛い。

●途中、上手くやれば事件解決しそうな箇所があったけど、そこでも不運・ミスが発生して危機が続く。さらにストレスが溜まる。

●非常にストレスフルな展開。その分、ラストで事件が解決した時の安堵感が大きい。

●あの状況で『相手を刺す』んじゃなくて『自分を刺す』のが『賢い』。

●ウィ・ハジュン(『星野源』似) の異常犯罪者演技が上手。

●チン・ギジュ(カワイイ。『大沢逸美』にちょっと似てる)の聾唖者の演技がもの凄くリアル。

●聾唖者の立場で物語が進む時の『音が消える演出』や、『道路に飛び出した時の車やバイクの危険さ』で怖さが増す。『聞こえない世界』を疑似体験できる感じ。聾唖者への配慮の『気付き』を得られた。
土平木艮

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