たわーりんぐいんふぇるの

ハード・ヒット 発信制限のたわーりんぐいんふぇるののレビュー・感想・評価

ハード・ヒット 発信制限(2021年製作の映画)
4.0
原作となったのはスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」で、他にドイツ「タイムリミット 見知らぬ影 (2018)」でもリメイクされてるらしい。

主人公ソンギュが、車に仕掛けられた爆弾を解除し、娘を救うために犯人の指示に従い、奮闘する様子を描いたアクションサスペンス。
映画の中で、ソンギュは周囲の人々と協力して娘を救おうとするが、最終的には一人で立ち向かう。
最後に犯人の目的が明かされるが、これが悲劇で終わらず希望と再生へのメッセージとしてとして描かれている。
近年の韓国映画には、社会的なテーマを掘り下げた作品が多いが、この作品もその流れに沿った作品。

個人的には大好きなチョ・ウジン、チン・ギョン。
監督のキム・チャンジュ、脚本家チョ・ホンはともに本作が長編映画デビューとなるが、編集技師としての経験を生かし、緊迫感あふれる映像とスピーディーなストーリー展開、飽きさせない巧妙なストーリー展開と、登場人物の心理描写に深みのある脚本は見事。