Berlin & Beyond Film Festival にて。
モーリッツ・ブライプトロイの監督デビュー作、製作・脚本・主演も兼ねてる。
この内容、構成、モーリッツさん、クリストファー・ノーラン好きなのか！？
夢と現実(覚醒と睡眠)を区別するためのリアリティチェックの説明のくだりで｢インセプション｣を例に出したりするし。
睡眠障害を持つ男の潜在意識/夢と現実が交錯する。本人もどちらにいるのかわかっていない、そもそもこれは主役は誰なのか。
モーリッツさん演じる妻との関係がぎくしゃくしている警備員、彼の潜在意識として存在するニコ、どちらかが境目をフラフラしているのではなくて、両者が境目をフラフラ。
さらにクライムと時系列いじりも加わり、シンプルであろうストーリーがかなり複雑にトリッキーに見える。
要所要所での接点が良きヒントにはなるが、説明は少ないので、ほじくり甲斐ある映画。
途中でこれはもしや？と気づくも見終わって再見確認したくなる。
サウンドや映像も好みでいい感じ。
面白かった。二回目を違う視点で観たい。
