Kin

The Possession of Joel Delaney(原題)のKinのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく古いホラー映画祭りしたくて輸入版DVDで3度目の鑑賞。遠い昔に原作も読んだな。
これってフリードキンから『エクソシスト』の出演を依頼されたシャーリー・マクレーンが、こりゃ良い題材とエクソシスト蹴って、エクソシスト公開前に話題を攫おうとこの原作から自分主演で作ったんだと記憶してる。エクソシストの制作過程の本に載ってたと思う。いやなヲンナなシャリー・マクレーン。映画内も同じですごく嫌な感じの役柄です。🤣

見どころは最初の死体のレイアウト、悪魔祓いの儀式?、今時は絶対に許されない子供虐待。女の子にドッグフードの入った犬のお皿に顔突っ込ませて無理やり食べさせるシーンとか、男の子を全裸にして呑気な曲に合わせて踊り続けさせるシーン。爆笑しながら凄く嫌な気持ちになれます。

ほぼエクソシストと同時代なのにセンス悪くて、とんでも古く感じます。そしてとっても差別的なムードが漂ってる。

当時もっと話題になってて古き時代のホラー映画のマスターピースになっても良さそうなのに、出来が悪いのか、差別的要素か、レイティングのせいか、ほぼ話題に出てこないで無視されてる映画。エクソシストが優れ過ぎてるんだな。

でもシャーリー・マクレーンの最後の表情だけ凄く性悪な感じが素敵です。また観たくなる。
Kin

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