何が真実かを見えなくしてしまうSNSの怖さ。真実が嘘になり、嘘が真実のように拡散される。
なんとか真実を知らせたいと何かするたびにさらに悪い方向に堕ちていく。もうどうしようもないSNSの蟻地獄。
SNSで美談が詐欺にすり替えられて拡散されると、手のひらを返したように自分には責任はないと変貌する人々。
嘘と真実を見失った怖さが螺旋のように繰り返される。
拾った金貨を持ち主に返したことが英雄視される不思議。当然のことをしただけじゃないのか。褒められることはあってもとても英雄なんて言えない。
でも、もしかしたらそれは日本人的感覚?
そういえば日本では、財布を落としても高確率で中身そのまま戻ってくるという海外の評判。
どうして、落とし主の氏名連絡先を聞かなかったのか。何かあったときのために、高額の返却時はとくに確認しておくべき情報ではないのか。
でも、それも日本人的感覚?
詐欺に遭わないように、"折り返し連絡する"ことが当たり前の日本。イランは人をそんなに信用できる国なのだろうか。
ラヒムのゆっくりした口調、大きくない声が、騙されやすい性格なのかと思ってしまう。タクシードライバーの囁きに乗ることで、追い詰められたときの人間がとる行動を見た気がした。
ところで、イランでは囚人に監視もつけずに休暇?
看守(?)とフレンドリーな関係でいるのも、刑務所の出入りがまるでホテルのチェックイン・チェックアウトのように簡単なのにも驚いた。
死刑判決もお金で覆るのね、なんだかなあ..
怖い怖い..
でも、アミル・ジャディディさんはイケメンね^