このレビューはネタバレを含みます
なんか、人生って感じだった。
主要人物の二面性が描かれてたように思った。
旦那がしたことを嫁が謝罪したり、
息子がしたことを母が謝罪したりしてた。
後者は自分でも謝罪してたけど。
あと、ドーラは旦那に決定権を完全に渡してたんだなと思った。
過保護な母、厳しすぎる父。
娘を心配しすぎ、自分の仮説を信じすぎる父。
育児ノイローゼになる母。
被害者側が対面する気になれないってのは、たしかにそっちもあるかーと目から鱗だった。
逆パターンはありがちな気がするけど。
モニカの長女が、最後まで母の帰りを信じて鍵を渡すところ、なんとも言えない気持ちになった。
たぶん線路のシーンで亡くなったんじゃないかと思う。。
お母さんと来てると言ってたけど、たぶんそれも幻覚。。
とすると、最後に微笑んでるモニカを見たのはどういうことだろう?
ドーラが留守電に話しかけるの、なんだか切ないしでも少し優しい感覚。
時間切れで電子音にぶった斬られるの、あまりにも切ない。
生きてたらあんな風に会話が強制終了することなんてないもんね。
全体的にビターだった。