ふわふわ

ニトラム/NITRAMのふわふわのレビュー・感想・評価

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)
3.8
思いっきりネタバレ感想です…

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どうしてこんな哀しい結果に至ったのか…


ニトラムは知的障害者だけど"気持ち“がある。
自立したい、愛されたい、お父さんを元気づけたい、友達が欲しい。
"やりたい事"があっても、"方法"がわからない。
自分も理解不能だし、周りも彼を理解不能。
適当に対応するしかないよね。
お互い伝わらない空気感が観てて観客には伝わる。

私は共感性が高く、危うくニトラムに共感しかけた。
まずい…
それほどケイレブの演技、監督の描き方が共感を起こせるように作られていたのだろう。

ケイレブの見た目は大人、中身は少年の演技が光る。
幼さと狂気、カッコイイんだか美形なのかわからない特徴のある不思議な見た目。
たまにみせる目の鋭さと無邪気さ。
最後に犬を連れてたところは先の『ドッグマン』を思い出させた。

"命を奪うだけに作られた道具"が簡単に"人間"なら手に入った事がこの痛ましい犯罪の理由にされていた。
"銃"が無かったら、ニトラムは誰も殺さなかったのだろうか…
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