実際に起きた事件とは、知らなかった。てっきり、「ジョーカー」みたいにフィクションだと思った。エンディングで解説文が流れて震えた。
この作品は、加害者にとても丁寧に描写されていて、ともすれば同情を誘…
画一化した大衆の中に存在する自分。
しかし同時に孤独でもあるという矛盾を孕んだ現代社会。
同じ大衆の中でどう個人として存在するのか?大衆の中にどうしたら受け入れて貰えるのか?
2つの綱引きの中に僕ら…
実話については全く知識がなく、あくまで映画のみの感想になるがニトラムが想像していたよりももっと悪質で…平気で嘘をつくし、見栄っ張りで強欲で。嫌悪感がすごかった。
ニトラムが何らかの病気を持っていて生…
どうしようもなく力が抜けてしまった。彼は一例であり、様々な人間が様々な場所で暮らしているのだ。いつまたこのような事件が起きるかと考えると恐ろしい。
誰が何が問題なのかを考えることができないほど、作…
1990年代、オーストラリアのある島。「ニトラム」と名前(Martin)を逆さ読みされている少年は、花火に対する異常な執着を見せ、同級生や近所の住人からは蔑視されている。やがて成人になった彼を、母は…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
実家で暮らしていた時を思い出した。
人がキレて大暴れしたり、癇癪起こす前の嫌な緊張感・雰囲気が存分に味わえる。私もいつだってニトラム側になり得た。どんな人間もそうなり得る・彼と同じ要素は持っているの…
© 2021 Good Thing Productions Company Pty Ltd, Filmfest Limited