kazu1961

MEMORIA メモリアのkazu1961のレビュー・感想・評価

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)
3.5
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-440
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋いゃあ、固定カメラに超長回し、そしてわずかな台詞と静かな環境音。。。さらに幾つかな不可思議現象の答えの未提示。。。もう心地良過ぎて不思議すぎて、眠気との闘い間違いなし、観るのに一苦労の作品です!!

🖋アピチャッポン・ウィーラセタクン監督、この監督は生者と死者、過去と現在、現世と異界が隣り合わせに存在する世界観を完全に映像化できる監督と評価されています(何のことかは作品を鑑賞しても分かるような分からないようなな。。。)。

🖋本作、南米コロンビアのボゴタで、病気の妹の見舞いに訪れた英国人女性ジェシカ(ティルダ・スウィントン)が、自分だけにしか聞こえない奇妙な「音」に悩まされ、やがてジャングルの奥地へと誘われていき、音の起源を探るという物語。

🖋突如現れる物体など、暗喩的で不可思議な出来事が描写され、個人の記憶は皆太古のそれと繋がっているのか。。。人は地球と自然に感応するのか。。。ジェシカが耳にする破壊的な音は、人間が説明できない世界の次元に彼女を強制的に引き込む物なんですね。。。???どうやらそこに監督の不変のメッセージがあるそうです。

🖋そんなことを踏まえながら鑑賞すると、記憶を巡る人間の本能的な感覚を呼び覚ますような、不思議な心地良さがある奇妙な作品でもです。評論家たちは絶賛なんですが。。。難解。。。

🙂Story:(参考: シネマトゥデイ )
ある日の明け方、大きな爆発音に驚いて目を覚ましたジェシカ(ティルダ・スウィントン)は、それ以来自分にしか聞こえない爆発音に苦悩する。彼女はコロンビアのボゴタに姉を訪ねて行き、そこで人骨の研究をしている考古学者のアグネスと知り合う。ジェシカはアグネスに会うために発掘現場の近くの町へ行き、そこで魚のうろこ取り職人のエルナンと出会う。

🔸Database🔸
・邦題 :『MEMORIA メモリア』
・原題 :『Memoria』
・製作国 : コロンビア・タイ・イギリス・メキシコ・フランス・ドイツ・カタール
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2022/03/04
・上映時間 : 136分
・受賞 : ※※※
・監督 : アピチャッポン・ウィーラセタクン
・脚本 : アピチャッポン・ウィーラセタクン
・原作 : ※※※
・撮影 : サヨムプー・ムックディプローム
・音楽 :
・出演 : ティルダ・スウィントン、エルキン・ディアス、ジャンヌ・バリバール、フアン・パブロ・ウレゴ、アグネス・ブレッケ、ダニエル・ヒメネス・カチョ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「ブンミおじさんの森」などで知られるタイの名匠アピチャッポン・ウィーラセタクンが「サスペリア」のティルダ・スウィントンを主演に迎え、南米コロンビアを舞台に撮りあげ、2021年・第74回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。とある明け方、ジェシカは大きな爆発音で目を覚ます。それ以来、彼女は自分にしか聞こえない爆発音に悩まされるように。姉が暮らす街ボゴタに滞在するジェシカは、建設中のトンネルから発見された人骨を研究する考古学者アグネスと親しくなり、彼女に会うため発掘現場近くの町を訪れる。そこでジェシカは魚の鱗取り職人エルナンと出会い、川のほとりで思い出を語り合う。そして1日の終わりに、ジェシカは目の醒めるような感覚に襲われる。共演に「バルバラ セーヌの黒いバラ」のジャンヌ・バリバール。
kazu1961

kazu1961