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パリ13区のmingoのレビュー・感想・評価

パリ13区(2021年製作の映画)
3.8
オーディアール作やはり面白い。コピーの「繋がるのは簡単なのに愛し合うのは難しい」まんまそれで、シアマの恋愛観の描写も活きており「現代の愛と性の在り方」を描いた作品としては今後基準になるような映画なのでは無いかと思う。ロメール「モード家の一夜」へのオマージュだけでなくモノクロにすることによって「13区」そのものがより際立つ演出、うまい。一生ウィズコロナ?の時代においてヒトとヒトの距離が保たれ趣味嗜好だけが昔よりクセ強め、私個人的にも愛し合うことが難しいと常日頃感じるが出会う確率はスマホアプリや街コンなんかで跳ね上がって高いのに「愛」を感じる場面やシーケンスが生きていて益々少なくなっていってるのはめちゃくちゃ感じる、映画なんて観てる場合じゃない。
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