Blake1757

パリ13区のBlake1757のレビュー・感想・評価

パリ13区(2021年製作の映画)
3.5
「モノクロ」「パリ」「愛とセックス」とかって惹句からは、「ああ、あの手の、ああいう映画ね、よくある気取ったやつ」って、すれっからしの人間は思いがちだが、そしてそのシニカルな邪推も必ずしも外れてはいないけれど、それでも、けっこう面白かった。それは「ポルノ女優のアンバー・スウィート」の存在。この人物がいなければ、この映画は陳腐な「よくあるやつ」になっただろうけれど、この人物の存在(造形)が、ギリギリのところで、この映画を「陳腐なよくあるやつ」から遠ざけている。
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