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わたしは最悪。のnasuのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.2
30歳映画ということで1人鑑賞🎬
音楽とオスロの街並みとユリヤが良すぎて見てるだけでご機嫌。北欧が好きだ

いつもその時をそれなりに楽しんでみるけどすぐ飽きちゃう、というかそんな自分が退屈に思えてなんか好きになれない、というのがタイトルのことなのかな その時その時本気で堕ちてるけどトータルで見るとライトなWORSTな気がする

専攻も恋人も住む場所も魅力に飛びついてすぐにあれ違うかも?ってなっちゃうのとか
アクセルの言葉「行き詰まったら別れる」が自分とドンピシャ重なるわけではないもののなんかドキッとした。

アクセルは文化的でそれなりに成功し仕事に没頭できている
そんなところに嫉妬もあったしだからこそ彼の創作物であるコミックの女性蔑視なところが嫌で堪らなかったのめちゃわかるし次の彼がカフェバイトで一生パン売ってんの?って攻めちゃうまでの心情、理解〜となった 病気になってからアクセルと再会して、あぁ、この人のこういうとこ好きだったな。ってなったのだろうか

自分の人生なのに脇役に思えてしまうことが耐えられないというセリフ、子供を産むまでのこわさ、産んだら一回人生終わるかもみたいな気持ちが、湧いてもいいんだ、と素直に認めさせてくれるようで救われた 

最近SNSで正解正論真っ当な人生年齢相応の生活、理想像ばかり浴びすぎててズンとなったり自分を見失いがちだったけど、大切な人と大切な生活を守りながら自分の人生歩もう!と勇気が出る
かつて理想や憧れを見せてくれた映画よ、今度は現実側で受け止めてくれてありがとうな〜
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