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わたしは最悪。のdaaaのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.0
むかし留学した時に、卒業した後に大学入り直して別のこと勉強したり、定職につかずに暮らしてる人たち見て「海外は自由でいいなー」と思ってたけど、自由を謳歌した結果30歳で何にもなりきれてないくせに人とは違うっていうプライドだけがある人間ができてしまうの、そっちにはそっちの地獄があるのを見れてよかった。

何も踏ん張らずにやりたい事だけやった結果、何もできない人間が出来上がっていく過程が仕事だけじゃなく恋愛でも描かれていて、終始自由の代償を感じる映画やった。

「50歳になってもコーヒー売ってればいいわ!」ってコーヒー屋の彼氏に怒った時に「ぼくにはそれしかできないから…」って悲しそうに答えてたけど、その選択肢の排除こそ大人だよ…ってそこだけウルっときた

みたいなことは思ったけど、何にも立ち向かわない主人公に共感できず、物語自体はこじんまりしてて特に惹きつけられず、ラストの大事なシーンもセリフ語りが多くて、そんなに面白くなかった。
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