父親と不仲で、子供ほしくない…ってなってて、これまで色々なもの(趣味、仕事、男)に流されてきた30歳だからこそ響いた映画な気がする。
ユリヤが「わからない」を連呼してたのが印象的で、そうだよねうんうん人生分からないことだらけだよねって思った。
ブレブレで、ある時には「そんなこと普通します?」みたいなことを平気な顔でやっちゃう感じも、非常に人間くさくて私は好きだし、総じて共感できた。
フェミ論争とか、マンスプの件とかもちょいちょい出てきながらも、ユリヤは確固たる主張をしてなくて、それもすっごい分かる。
何となくモヤモヤはするし、「これは違うんじゃない?」みたいなことも思ったりする。
けど、それから先の確固たる論までには消化できなかったりもする。そういう点でもブレがある…みたいな。
そしてユリヤのファッションがめっちゃ素敵。全部真似したいくらいステキな洋服だった。
映像も美しいしユリヤも美しいしエロいのに美しいし、音楽も美しい。
すてきだった。