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わたしは最悪。のmanoのレビュー・感想・評価

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
3.0
「主人公(ユリヤ)の表情」「朝焼け」「街並み」「ゴールドの日差し」の美しさが印象的

私自身も一途に続けられる事が無く、大人になっても色々な仕事を転々とし“何者にもなれない”自分に漠然と不安になったり、という感情面は共通してるけど、ユリヤの行動には共感ポイントがあまり無くて辛かった

ユリヤに共感できないのは、人にしろ物事にしろその場しのぎの感情のような気がして仕方ないからかもしれない
幼い子が目の前の蝶々に目を奪われて、また別の蝶々を追いかけていくような感じ
なぜそれをやめてしまったのか?明確な理由は上手く説明できないけど、やめたくなったから。

昔はもっとこういう恋愛映画に感銘を受けて胸が苦しいトキメキでいっぱいになって、「大人の恋愛ってこういうものなんだ」って考えさせられて(実際考えてない)いたのに、ユリヤの年齢に近くなった今、感受性に変化がおこっていて寂しいやら楽しいやら

また時を経て観たい
48/100
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