こっふん

わたしは最悪。のこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

わたしは最悪。(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2024年 64本目

ユリヤは医学、心理学の道を経て、写真家兼書店員として働く。恋人は年上のコミック作家アクセル。
アクセルは子どもが欲しいと話すが、ユリヤは自分にはまだ人生の選択肢が見つかるかもと考え断っていた。
ユリヤは知らない夫婦の結婚パーティーに勝手に参加。そこでアイヴィンと出会う。
ある日ユリヤの働く書店にアイヴィンが恋人とやってくる。アイヴィンはユリヤのことが忘れられないと話した。
ユリヤはアクセルに別れを告げる。
アイヴィンとユリヤは一緒に生活を始める。
ユリヤはアクセルががんだと知らされる。
ユリヤはアイヴィンに不満をぶつける。ユリヤは妊娠する。アクセルの病室を訪れ、お互いに後悔を滲ませる。アイヴィンに妊娠を伝える。がんが進行するアクセルと会うが、後日アクセルの容態が急変したと聞き涙を流す。
ユリヤは流産してしまうが、どこか安心したような表情を浮かべる。
アイヴィンは別の女性と家族を持っていた。ユリヤは仕事に励む。

・映像の雰囲気めっちゃ好き。ユリヤがタバコを吸ってるだけのファーストシーン、なんかいい。
・ユリヤとアイヴィンの2人だけの世界ロマンチックで洒落てる。
・ユリヤとアクセルが別れるシーンめちゃくちゃ胸痛い。アクセルが不憫すぎる。
・後悔は君に自信を持たせてあげられなかったこと。これを言えてしまうアクセルかっこよすぎる。
・愛してるけど愛してない。後悔すると分かってるけど別れる。分かるようでまだ自分にはよく分からん世界。恋は難しい。
・理想の人生ってそう簡単に見つかるもんじゃないし、実現できるもんでもないよな。恋人、家族、仕事等人生ってとにかく選択肢と決断する機会が多すぎる。自分にはもっといい人生があるはずと今ある安定を蹴って、新しい道を行っても、失ってめちゃくちゃ後悔することが嫌になるほどあるし。結局ないものねだり。人生において、これは譲れないという芯と、多少の妥協は必要なんだろうな。
・自分の悩みと重なるところもあって、めちゃくちゃ人生を考えさせられた。
こっふん

こっふん