このレビューはネタバレを含みます
タイトルが気になり鑑賞。
北欧の奇才、ヨアキム・トリアー監督が描くアラサー女の大人の恋愛映画。
顔も綺麗、アートの才能もそこそこあり、旦那は年上で優しい。とりあえず生活には困っていない。…しかし何か物足りない。
そんな空虚な気持ちから彼女は偶然出会った別の男に惹かれていくのだが…という話。
ちょっと不倫?でもドロドロはしない。
サスペンス的な波乱もない。
「恋愛もの」だけどただ愛だの恋だのではなく独特の表現方法を使う時もある。ところどころ性的な描写もあるが、直接的ではなく女性が考える"性"っぽい表現に見えた。
主人公がどっちつかずであっちいったりこっちいったりで優柔不断。結局その曖昧さで本当に幸せにもなれないし、周りも幸せに出来ないみたいな。そういう意味も込めて「私は最悪」というタイトルなのかなと思った。