北の最果ての地への寝台列車の旅。そんな謳い文句に惹かれて観に行ったんだけどなんか微妙だった…。
第一印象は最悪なんだけどなんだかんだあって結ばれていくというよくあるボーイミーツガール的なストーリーなんだけどそれを覆すような目新しさがなかった。まず相手にあんなに敵意しか持っていない段階で自分の旅の目的をペラペラと喋るかな?ストーリーを進めるために安易な台詞を選んでいない?もっと登場人物の感情に寄り添って物語を作ってほしい。そこの嘘だけはやめてよ。
冒頭の飲酒と喫煙とセクハラ言動で好感度が地にまで落ちたロシア男子。そんな奴を色々あったからと言ってヒロインのように途中で受け入れることなんて到底出来なかった…。そんなコンプラ度外視の描写も舞台は90年代だから目を瞑ってねっていう監督の甘えが透けて見えてなんか許せなかった(笑)