彼女の/彼女が生活の一部になると信じていた
けど離れてみたらなんてことはなくて
私もラウラと同じく初めはリョーハを警戒してしまった
男だから、酔っ払いだから
彼のことを見ようともしていなかった
第一段階の警戒としてそれは間違いでは無いと思う
それほど裏切られて失望させられた経験が確かにあるから
でも見てみて変わることもあるかも
リョーハはとても「良いやつ」で新しい場所に連れて行ってくれる
土足で踏み込んできて初めこそムッとしたけど、どんなにタイプが違ってもバカにしているようには感じられなかった
戸惑いの方がしっくりくる
仏頂面のラウラと陽気な（鬱陶しい）リョーハの表情が段々近付いてまた離れて
2人でペトログリフを後にした時のテンションの調和がピーク
結局これを観ても今後私が他人に心を開くことは無いだろうし、人間のことを信用することももう無いだろうけど、それでもこの束の間の、気まぐれな、巡り合わせの友情は羨ましく思う
「Haista vittu!」
