名前を知らない彼女の旅
どこか寂しげなリョーハの目
そして、語られることのない乗客たちの人生。
寝台列車は孤独と一緒に進み、
ペトログリフは思ったよりも大した事ない。
いつ何時も希望に導いてくれる信頼と
「みんな死んじまえばいい」の共感で、溶け合うような時間だけを共有していく。
交わることはきっとない2人だけれど、こうして強くなれるんだろうなあ。
どの瞬間も、うとうとしない方がいい。
セリフや表情を見逃さない方がいい。
描き切れない、敢えて言及しないストーリーがそこら中にあります。
リョーハがピュアで愛おしい、寝台列車に乗ってみたい。
