エノモト

コンパートメントNo.6のエノモトのレビュー・感想・評価

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)
4.0
恋人にドタキャンされて、一人で10000年前の岩絵を見るためロシア最北の地へと寝台列車で向かう女性の姿を描いたロードムービー。

相部屋となった男は初めから距離感が近すぎて第一印象は良くなかったけれど、長い旅の中で少しずつ関係性が変わっていきます。同じくフィンランド映画といえばの、アキ・カウリスマキ監督の作品のように、人間の冷たさと温かさをユーモラスに描いた作品。列車の中のシーンが多く、途中休憩で下車しても基本暗いので、目的地でのシーンが非常に印象的で、温かい余韻の残る良い映画でした。
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