好きすぎた。お洒落なキービジュアルからこんな揺さぶれ方をするとはまるで思わなかった。フィンランドの留学生ラウラと寝台列車で同室となる粗野なロシア人炭鉱労働者リョーハ。最悪の旅になるかと思いきやのロードムービー。勝手に泣いてた。
無愛想で無骨ながらみんな少しずつ優しいロシアの人々。積み重なった「少しずつ」がもたらす小さな幸せ。長編二作目とのことですが大注目の監督入り。映像美も含め少し直接的になったカウリスマキ的。あまりにも良すぎて鑑賞後Google Earthで世界最北端鉄道の街、ムルマンスクを散策してしまった。