主人公ラウラはフィンランドの留学生。モスクワから僻地まで岩絵を見るために寝台列車で旅をする事に.....同部屋には粗野で飲んだくれなロシア人の労働者リョーハ。
最初、リョーハに対してかなりの嫌悪感を持っていたラウラだったが、旅を通して徐々に距離が縮まっていく。
目新しい話では無いが、ふたりの人柄が魅力的に描かれていたのが良かった。とくに無愛想だったラウラが、この旅での経験とリョーハに出会えた事によって何かに吹っ切れたのか、素敵な笑顔を見せる様になったのが心地良い。
あと、ふたりが簡単にくっつか無かったのもね.......まさかリョーハ君繊細で奥手だったとは。