雷電

コンパートメントNo.6の雷電のレビュー・感想・評価

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)
4.1
フライヤーとタイトルにひかれてずっと観賞したいと思っていた作品。こちらもようやくの観賞。

宿泊列車の旅でたまたま同室になったゆきずりの男女。最初は最悪な旅の始まり、出会いであったが、人間やはり一人は寂しいわけで、だんだんと打ち解けあっていく様にこの世の本質を見る。
リョーハは自分に置き換えてもこんな同室者がいたら嫌かもと思ってしまうようなキャラクターだったが、物語が進むにつれてだんだんと彼に魅了されていくのもこの作品の持つ良さである。
最後に連絡先も交換せずに、教えてもらった言葉の本来の意味も知らずに使うリョーハの無垢な純粋さに心が暖まる。こんな出会い人生で一度くらいしてみたいものだ。
ビデオカメラ片手に一人旅に行きたくなった。

あと全くストーリーとは関係ないけど、冒頭キャスティングとカラー背景から始める作品好き。
雷電

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