俺自身は初対面の人と親しくできる
ってことがあんまりなくて、段々と
時間をかけて関係性を深めていく
感じのタイプなので、少々とっつき
にくい人間かもしれない。でも人生の
最も良い点は人との出会いでは
ないかと思っているのよね。
この映画の二人は俳優っぽくなく
こういう人いるよねって感じが
凄く好感を持てるし、不器用な
ところが似てるとお互いが感じて
旅を終えられてたのだと思う。
いい人に見える奴がろくでもなくて、
とっつき難い人が自分の人生を
左右するなんてのは、長年生きて
きた中で誰しも感じると思う。
この映画の良いところは、
あんまり深く描いてないけど、
「これはちょっと前の時代の話
かな?」とか「恋人との関係は
終わりに近いのでは」とかを
映像や音楽でなんとなく
感じさせるところだと思う。
あとペトログリフってのが
劇中でははっきり示されて
いない(映してはダメなのかも)
ので、何なのかぼんやりとでも
知っておいた方がいいかも。