とびだせ！ならせ！ PUI PUI モルカーのTaichiShiraishiのネタバレレビュー・内容・結末

ひたすら可愛い、楽しいが暴力的に脈略もなく襲ってくる映画だった。朝9時の回で見て、子供連れがたくさん来ており私語も多く、普通だったら最悪な鑑賞環境になりかねないところだったのだが、子供たちが大はしゃぎでモルカーボールを鳴らしまくってキャッキャッ言っているのが作品に合っていて、それすら楽しかった。よく考えたシステムだと思う。


渋滞というベタな設定から、強盗捜査、ゾンビパニック、果てはタイムスリップまで、大人もというか大人こそニヤッとするテーマでモルカーたちが慌てながらも活躍する姿に癒される。


3Dや4D鑑賞ではなかったが、劇場で見ると細かい毛並みの動きまでよく見えて、実によく作りこまれているのがわかる。見ている人が気持ちよくなる動きとテンポがしっかり研究されていた。これは流行るのよくわかるし、最初から劇場を見越していたのではないかと思わされる作りだ。


一つ苦言を呈するなら、毎回同じのタイトル部分をカットせずに12話分入れているのはちょっとノイズだと思う。話ごとのタイトルだけにして、もっとテンポよくいってほしかった。