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名探偵コナン ベイカー街の亡霊のよーだ育休中のレビュー・感想・評価

4.0
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ー 見た目はあちゃん!頭脳はよーだ!


最新型VRゲーム機《コクーン》の完成披露パーティに参加したコナンたち。一行は仮想現実の世界へと旅立つが《人工知能ノアズ・アーク》によって『全50名のプレイヤーがゲームオーバーになった瞬間、高圧電流で脳が焼き切られる』というデスゲームが始まってしまう。ゲーム攻略を目指し、コナンたちは霧の都ロンドンで《切り裂きジャック》に立ち向かう。


◆ 劇場版「名探偵コナン」第六弾

《仮想現実》《AIの暴走》といった近未来的なエッセンスと、《19世紀のロンドン》という古典的なエッセンスが上手く合わさっていて、作品全体を通して良い雰囲気でした。サイバーかつクラシカルな『名探偵コナン』は初めてなのでは。ゲームの世界で未解決事件を追うというスタイルも、従来の実際の事件を追いかける作風とは毛色が異なっていて新鮮味を感じます。

暴走したAIによってプレイヤーが仮想現実の世界に囚われてしまい、『ゲームの世界で死亡すると現実世界でも死亡してしまう』というSAOもビックリのデスゲームがスタート。ちょっと既視感が強すぎて吹き出しちゃいましたが、当時のトレンドだったのでしょうか。


19世紀のロンドンで暗躍した連続殺人鬼《切り裂きジャック》が、英国を代表する世界的ベストセラー《シャーロック・ホームズ》の暮らすフィクショナルなロンドンに登場する遊び心はとても良かったです。

キーパーソンとして《犯罪界のナポレオン》の異名を持つ《モリアーティ教授》が登場したシーン。コナンもとい新一君は、教授とがっつり絡めてめちゃくちゃ嬉しかったんだろうなぁ。いつものドヤ顔が二割増ドヤってた気がします。


◆あなた達の生みの親と、同じ名前さ!

ゲームの世界だけでなく、現実世界でも《切り裂きジャック》を絡めてくる展開は面白かった。ちょっと小物感が強かったけど、ほとんどオマケだし気にしません。コナンくんたちが仮想現実の世界で頑張ってる中、優作お父さんがキッチリ『こっち』で締めてくれるのは安心感がありますね。目暮警部と小五郎のおっちゃんだけでは心許、、なんでないです。


遂にラストでコナンが《切り裂きジャック》の正体を暴くシーン。乗客を一つの車両に集めて推理を披露する姿は、彼が敬愛するシャーロック・ホームズというよりもエルキュール・ポアロの『オリエント急行殺人事件』の様でした。


“人工知能はまだ生まれちゃいけなかった‘’

こんな台詞を残して《ノアズ・アーク》が去っていきました。劇場公開から20年が経ち、生成AIが誕生。AI規制法が各国で真剣に議論されています。今作の《ノアズ・アーク》やターミネーターの《スカイネット》のようや自我を持ったAIはフィクションですが、AIからの自殺教唆により実際に人が亡くなる事件が起きました。最新技術との正しい付き合い方は人間の永遠の課題であると思い知らされます。


もうわざわざ自分でレビューを考えなくてもChatGPTで文書作成出来ちゃう時代になるのかなー。


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あちゃんとアニメを見よう企画 第二弾!

ゲームをやってて、少年探偵団よりもはしゃいでるコナン君を初めて見た気がします。自分の大好きなものってテンションあがるよね、わかる!