ねこ無双

パペット・キラーのねこ無双のレビュー・感想・評価

パペット・キラー(2019年製作の映画)
3.5
幼い少年ジェイミーは母の影響で無類のホラー映画フリーク。
傍らにはいつも仲良しのパペット人形。
だが主人公の継母が行方不明になったのを境に、そのパペット人形は地下室にしまわれ、忘れられていた。
それから10年。高校生になったジェイミーはクリスマス休暇を楽しむために悪友たちや恋人と共に思い出の生家を再び訪れる。
そして、その地下室でパペットを見つけるジェイミー。
それは惨劇の幕開けだった(いつもこれですみません)。

ジャケでは武装した若者たちvsパペットキラー!な戦争みたいな構図になってるけど、こんな展開はありません。
エロもありそうなようで無いし、怖さも控えめなんだけど、
はらわた、目玉も飛び出てる場面は思ったよりもグロ。
血のりもまずまずな13金型スラッシャー。

この映画、高校生設定の主人公が高校生に見えないという珍事が起きてるという噂の映画でした。
主人公とそのお父さんが会話しているとこをみかけた友人たちが、ジェイミーのお父さん!って声をかけるとこなんて、どっちがお父さん?って首をかしげたくなるカオスっぷり。
友人たち(もなかなか微妙だが)と一緒にいる主人公が、部員を引率するコーチに見えちゃう貫禄っぷり。
作品情報検索すると、この人達がほんとに高校生かわかるので興味がある方はぜひどうぞ。
ついで情報だけど、映画『ホビット』三部作の音楽編集の方が今作の音楽プロデューサーを務められたという記事を読みました。でも音楽どんなだったっけかな?

パペット人形サイモンの方はというと、ジャケではジェイソンみたいなホッケーマスクしてるからわからないけど、エルモとムックをミックスしたみたいな見た目。パペット人形といっても見た目は大きめのぬいぐるみといった風。
鼻声気味で甲高い声、手足やお尻もモフモフしてしてるとこは可愛いんだけど、口がぱっかりずっと開きっぱなしな顔はサイコパスっぽいし、中身悪ガキ。
でも、大好きな主人公へまっしぐらなとこはいじらしい。
ちょっと終わりせつなかったです。