エチオピアの貧困地域で生まれ育った親友二人。首都アディスアベバに出て写真作家を目指したもののストリートチルドレンに転落したソロモンと、地元で陸上選手もして大成したアブディは、大人になり偶然の再会を果たす。
今年6作目のアフリカ映画は、エチオピアの作品。圧倒的な貧困から抜け出すために、夢に向かって邁進する二人なのだけれど、差が開きすぎてしまったが故に、ギクシャクした関係性になってしまう。全体的にスロートーンな映画で、面白かったと言えば嘘になるけれど、エチオピアという国の雰囲気を味わえたのは貴重な経験だった。