大島育宙

三眼ノ村 黒魔術の章の大島育宙のレビュー・感想・評価

三眼ノ村 黒魔術の章(2005年製作の映画)
3.3
グロ、ゴア描写は抜かりなく素晴らしいし、ジュブナイル的な瑞々しさもあるのに、霊的な見せ方だけとてつもなく古くしょぼいのが愛嬌あるホラー映画。タイの言葉はわからないけど、おそらく俳優たちの演技はみんな変だったと思う!笑

全然ちゃんとリサーチしていない推測憶測だが、作り手チームの精神性として「身体への痛みは怖いと思っているが、霊にはむしろ親近感を持っている」部分があるのではないかと思う。冒頭の釣り針のシークエンスも然り、肉体、特に皮膚への侵食への恐怖と偏愛が表裏一体となったフェチズムを感じる。

メモ
・猫好きは要注意
…明らかに作り物だけど、おばあちゃんが猫食べてるシーン
・人肉入り料理のくだりはパーツの具体性が映画史上屈指レベル笑