『home fight』と併映された本作。
2作品合わせても1時間ちょっとしかありません。(本作は40~50分くらいかな?)
リリー・フランキーは『万引き家族』と『漂着者』くらいしか私の中のイメージがないのですが
今回は『万引き家族』っぽいお芝居でした。つまりは超ナチュラル。
私的には漂着者の芝居の方がこの人の良さが出る気がするのだけれど…
特に今回は一人芝居で、あんまりアップで撮らなかったのもあって、この抑えた芝居では前半退屈だった。
『home fight』が分かりやすく面白かった分、笑いを期待したのもあるだろう。
後半は色々考えさせられて良いなと思ったけれど、正直短編じゃなかったら前半で寝てたかもしれない。短編で良かったと心底思った。
(『半沢直樹』の脚本家だと聞いて驚きました。あれは監督の色が強いのかな?)
本作ってジャンルは何になるんですかね?
リリー・フランキーの芝居と音楽からホラー味を感じたけれど、テーマは感動系だった気がする。
なので最終的にはあのホラーっぽさも主人公が作り出した妄想ってオチなのかなと思った。
音楽や演出は結構わざとらしい重厚感を出していたと思いますが、短編だからそのくらいが丁度良いのかも。
『世にも奇妙な物語』的な楽しみ方。ラスト結構好きです。
食べ物と服が魅力的に映る映画は良い映画だと思っています。
今回もカレーライスの作り始めから既に美味しそうで良かった。