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その日、カレーライスができるまでのmasaのレビュー・感想・評価

3.8
普通の家庭のカレーが無性に食べたくなる。
ほとんど全編リリーフランキーの一人芝居で、ストーリー的にも、何か特別な出来事がおこるわけでもなく、淡々と進むんだけど、ラストに訪れる奇跡はほんとに良かったなぁと思える。
あとからジワジワくる作品。

カレーとラジオをきっかけに紡がれる家族の絆の物語。男性が一人でカレーを煮込みながら、ラジオ番組に投稿する。

外はどしゃぶりの雨の中、くたびれたある男(リリー・フランキー)は、3日後に控えた妻の誕生日に食べる特製カレーを仕込んでいる。
それは男にとって、毎年恒例となっている大切な料理だった。
彼がいつも聴いているラジオ番組では、リスナーの「マル秘テクニック」を募集していた。
男は手にしたガラケーで、今キッチンで煮込んでいる最中の「3日目のカレー」についてのメールを打ち始める…
その横では、幼くして亡くなった息子の笑顔の写真が見守っている…

リリーフランキーの孤独なくたびれた男っぷりが妙にはまっている。

カレーはほんと3日目位が一番美味しいんですよね😋

そして、上映後、すぐカレーのボンベイに食べに行った。
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