とりん

TANG タングのとりんのレビュー・感想・評価

TANG タング(2022年製作の映画)
3.0
2023年14本目

「ソラニン」などで知られる三木監督の二宮和也を主演に迎えた最新作。
そんなに期待値はなかったけれど、こんなもんかって感じだった。
長い茶番を見せられてるようにしか見えなくて、インディーズだったりB級作品とかならまだしも一線を走る監督がこういうのを作るのはなんだか日本の映画のレベルの低さを感じてしまった。
身近なAIロボットを題材にした作品はこれまでもそれなりにあったし、今更ながらこういう作品を作るんだなと。あとから知ったけど、原作があったようだ。しかもイギリスの作者のベストセラーらしい。いつの時代の作品かはわからないけれど、ちょっとひと世代前ならそれなりに納得いく内容なんだけどな。
ストーリー自体もそんなに凝ったものでもなく、可もなく不可もなくといった感じ。でもファミリー映画としてはそれなりに良かったのかもしれない。
二宮和也か主演で、脇を固めるのは満島ひかりをはじめ、市川実日子、小手伸也、野間口徹などなと豪華ベテラン脇役勢揃えているのに、なんとなくコントに見える感じがするのは残念。特に大物の武田鉄矢も黒幕として出てくるが、あれ、こんな感じだっけってなる。でも武田鉄矢のすごみはやはり迫力ある。
あとCGと背景の合わせに違和感あったし、色使いもなんかハマらなくて三木監督ってこんな映像だっけと少ししこりが残る感じになったしまった。過去作結構好きなのにな。
とりん

とりん