アクションの面白さは時代を超えますね。間合いをとったりタイミングの見計らったり、お互いの動きが少なくなるときがアクションのなかである。計算された殺陣的なものというより、本当に殴る蹴るをしているように錯覚する。あと首を絞めたり背中に膝蹴りをかましたり、殺意が高い。人体を破壊しにいっている。ストーリー上そりゃそうなんだけど。
アクションスターはブルース・リーの後もたくさん生まれるけれど、ここまでアイコニックな人はそう多くないように思う。アクションもさることながら、怪鳥音のインパクトが凄い。最後は言葉をほとんど喋ってないじゃん。
物語自体は尻切れトンボのようにあっさり終わり、スタッフロールでは過去作の映像が流れる。これが「存在しない記憶」が急に挟まれているみたいで正直面白かった。