@銀座シネスイッチ
今年初の🇮🇹映画でしたが、ピュアで家族愛がキレイに描かれてるハートウォーミングな作品でした。
ダウン症の弟を持った家族の話という事で、暗かったり悲惨さが描かれたりしそうですが、しっかり現実を描きながらも終始明るい作品に仕上がってます。この辺りがイタリア映画の良いところでしょうか。
まずは主人公ジャック役の俳優。中学生設定時代から演じてて、若いのにものすごく上手いなぁと思いました。フランチェスコ・ゲギと言う俳優さんで実際は20歳みたいです。普通我々がイタリア人を見ると実際の歳より上に見えるのに、彼はだいぶ若く見えますね。イタリアの高校生たちのリアルな姿が何となくわかる感じで面白かったです。実話を元にしてるのと実際ダウン症の俳優が演じていると言う事で、すごく現実に引き込まれます。その分と言うかしょうがないのでしょうが、映画作品としての深みやギミックはあまり無い気がします。
この映画でも描かれてましたが、実は私も友達にダウン症の子供を持つ親がいて、最初彼にどう接しようかちょっと迷いました。そして、この作品の事を知った時に真っ先に頭を浮かんだのは彼に教えてあげるかどうかと言う事でしたが、実際作品を観てから紹介するか決めようと思いました。結果、私は紹介したいと思えたので紹介したら知らなかったみたいです喜んでくれました。人間、一人一人個性はバラバラで、改めて全ての人を尊重して生きていく重要さを感じました。大勢の人に観てもらいたい作品だと思います。
重要な家族会議を行う場所は必ず大型スーパーの駐車場。そしてその車が時代と共に変わっていたのもうれしい演出でした
