青沢さりた

ブラックホール: 知識の境界線に挑むの青沢さりたのレビュー・感想・評価

3.7
天文学にも物理学にも数学にも
全く見識はない状態ですので
研究者の方々が言ってる言葉の意味、
その凄さは全く理解できてはいないのですが。

届いたデータを見つめたり
何行何十行もの数式に夢中で齧り付いていく
その目のキラキラとした輝きが眩しくて。

思いのほか感動してしまいました。

フリーソロの時も思いましたけど、
全く知らない世界でも
そこに真剣に挑む人々の姿って
本当にかっこよくて綺麗ですね。

亡くなったホーキング博士の研究でも
あったので、
ブラックホールに落ちた物質の情報が
消滅せずに存在している研究の方で
登場されてましたね。
ものすごい人だったんだなあ・・・。

そして、史上初のブラックホールの撮影。
何万光年という途方もない先のブラックホール。
それを撮影するために、世界に点在する望遠鏡からの情報を
統合するという初のプロジェクトが行われ・・・

その過程で見せるブラックホールへの情熱が
ありありと伝わってきました。

ブラックホールへのロマンより、
そのロマンを求める人々のロマンを感じました。

新年早々、泣けましたよ・・・
青沢さりた

青沢さりた