ザック・スナイダー監督『アーミー・オブ・ザ・デッド』で登場した天才金庫破りを主人公にした前日譚。舞台設定とキャラクターは地つなぎも、ジャンルはチームケイパー物。
金庫破りを中心に据えたチームケイパー物の新鮮さ、VFXを使った鍵を突破する映像表現、チーム連携のバリエーションなど、エンタメ作品として唸る見所が多くあり、強盗パートを中心に見ると面白い。
一方でドラマパートを活かし方や、全体の抑揚という観点から、全体で見ると盛り上がりに欠けて冗長気味に感じるのが勿体ない。
あとは、インターポールのキャラクター設定の噛ませキャラ感の強さが、強盗リアリティを欠如させてて、それも残念。
